浪人所感2:浪人編


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・浪人の3月

 浪人を決めた3月は予備校選びと少しの息抜きに費やしました。予備校は下図のことから河合塾に決めました。そして3月中はガイダンスや河合塾お手製のスタートキットをこなし、4月に入ってから数学の問題集「理系数学の核心 難関大編(Z会出版)」を一周して数学の感覚を維持しました。1日2~3時間程度の勉強時間でした。

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・浪人の4月~7月

 授業開始は4月中旬で、そこから7月中旬まで前期(基礎シリーズ)です。この間は河合塾の呼び名を見てもらえば分かるように、全科目基礎固めの時期となります(化学は例外)。基礎固めとは言え“簡単”な問題の演習ではなく、基礎が十分にできていないと解ききれない問題を予習して授業で解説する時期です。このころの生活リズムは、平日は朝起きて15:00くらいまで授業、そこから21:30の閉館まで授業の予復習をし、土日は朝が弱いので13:00くらいから閉館まで自習していました。4月実施河合塾Z会共催プレステージ(現プライムステージ)の偏差値は英59.0数69.9国56.3物58.9化61.5で東工情報理工A判でした。

 ・浪人の8月

 7月下旬~8月中旬は夏期講習の期間です。今年は東工大入試の実践演習系の授業の他に英語のハイレベル長文読解の演習の授業を入れて英語の記述力アップを図りました。そのほかの時間は基礎シリーズのテキストの復習をしていました。このころの生活リズムは朝09:00~夜21:00まで勉強していました。余談ですが計7日帰省と家族旅行で勉強していない日があります。9月実施河合塾全統記述模試の偏差値は英61.9数67.5国55.4物70.9化75.0でした。

・浪人の9月~11月

 この時期は予備校のカリキュラム上 後期(完成シリーズ)と呼ばれます。河合塾の呼び名の通り、前期で固めた基礎を生かして実際の大学の過去問や河合塾オリジナル問題などを使って実戦的な演習を積んでいきます。この時期のテキストはかなり手ごたえがあって、予習するだけでも精一杯です。このころの生活リズムは前期とほぼ同じです。またこの時期には冠模試があります。この年は駿台と河合の東工大冠模試の日程がかぶってしまい、私は河合のみを受験しました。この他には、東北大オープン、早慶大オープンを受けました。結果は下の画像を参照してください。ちなみに全ての冠模試で冊子掲載でした。f:id:misyuran:20190314231157p:plain

・浪人の12月~1月

 冬期講習や直前講習でさらに東工大形式の問題に慣れ、実力をつけていきます。私は東工大実践演習系の授業のみを取り、他の時間は併願私大の対策やセンター対策に明け暮れていました。今年は国語も人並みの点数を取ろうと国語に力を入れて対策しました。本番では139/200取れて、総合では793/950 83.4%でした。

 ・浪人の2月

入試結果は下図を参照してください。今年の自分に課したボーダーが早稲田大学合格だったので、精神的にかなりきついものがありましたが、何とか合格し、さらに東工大にも合格できたのでよかったです。それはさておき、この時期は私大の対策もそこそこに東工大オープン過去問などを活用して対策していました。しかしあまり根詰めて勉強して体調を崩してはいけないと思い、それほどこの時期は勉強していませんでした。f:id:misyuran:20190314231349p:plain

 ・まとめ

 基礎の大切さは前々から耳が痛くなるほど言われていたことで、受験勉強のときには肝に銘じながら勉強すると誓っていたのですが、いざ勉強してみると授業だけで身についたと思い、後回しにしてしまいました。特に物理の力学の分野で基礎が不十分なまま、闇雲に演習だけを重ねて実力が付いた気になっていたのは後悔しております。結局浪人期で基礎を固める時期があります。皆様におかれましては他所で既にお聞きしているかと思いますが、他を圧倒するような基礎を築いて過去問演習に臨まれることをお勧めいたします。

 

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