浪人所感1.現役編

こんにちは、さかなと申します。私は1浪して東工大情報理工学院の一般入試に合格し、入学することになりましたので、現役時の経験を含めてもろもろ書き連ねていきます。読みづらい日本語ですが最後まで読んでいただけると幸いです。忙しい方やせっかちな人はせめて末尾のまとめだけでも読んでほしいです。

 

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~現役編~

 

・所属団体

 放送委員会(副委員長)、自然科学部(副部長)、有志熱気球(代表)、有志男声合唱団ますらを(副団長)
 以上4団体で重役に就いて仕事をしていました。高3の9月まで続きました。

 

・高1~高2冬休み

 そもそも私が東工大を志望したのは高1の頃、オープンキャンパスに行き、その環境や研究内容に魅力を感じたからです。その時から最終的に浪人の終わりまで東工大5類・情報理工学院を志望しました。とは言え受験まで日は長いので、高2冬まで受験を意識した勉強はせず、通っていた八王子東高校のカリキュラムに従って勉強していました。特筆すべきことはないのですが、強いて言えば数学の授業中はサクシードで内職をして演習量を稼ぎつつ、家での英語の予習を十分できるよう時間を確保したことでしょう。<そういえばZ会の通信教育を高3の2月まで受講していました(追記)。>高2の1月河合全統模試の偏差値は英58.6数64.2物57.0化63.7と人並みです。

 

・高2冬休み~高2春休み

 高2冬休みから受験を意識するようになりましたが、学校で配布された受験用数学問題集に一抹の不安を覚え、「上級問題精講1A2B(旺文社)」を購入しできる範囲を高2春休みまで進めました。全てをやりきることはできませんでしたが、授業よりレベルの高い問題に取り組めてよかったのではないでしょうか。ちなみに2月と3月の総勉強時間はそれぞれ54時間、121時間でした。

 

 ・高3の4月~7月

 高3の4月の始業式前から数Ⅲの春期講習が始まり、本格的に受験勉強となる人が多いのではないでしょうか。といっても何をすれば受験勉強をしたことになるのかわかりませんよね。化学が好きな私は学校で配布された「重要問題集・化学(数研出版)」と「東工大の化学15か年(教学社)」で演習を積むとともに物理の授業の復習として「セミナー物理」を進めました。また理系の要である数Ⅲは、授業の担当教員がゆるめに教える人だったので、これでは間に合わない可能性があるとして、定義・公式の講義のみ聞いて他の時間はとにかく演習を積んでいました。英語が苦手だったので、英作文(英語表現)に少し力を入れていました。4,5,6月の3カ月の月平均勉強時間は150時間でした。高3の5月実施第一回全統記述模試の偏差値は英60.3数62.9国52.6物54.5化59.5と偏りが見られます。この時期はクラスの文化祭のためにPR動画を作っていました。夏は忙しくて作る暇がないとみていたからです。

・高3の8月

 夏休み!(休みはない)ですね。夏期講習は学校のを取った後予備校のを取ろうとしたとき、日程的にあったのが駿台ではなく河合でしたので以後河合とお付き合いすることになります。ちなみに季節講習のみ予備校に通いました。授業は東工大の実践演習系の授業と数Ⅲの演習系の授業を取りました。予備校なので授業の質が高くて良かったです。この時勧誘のためかチューターと面談をしたのですが勉強面でのアドバイスを一切頂けなかったのが不満でした。学校と予備校の夏期講習の授業・およびその予復習以外の時間は物理の電磁気の範囲を独学しました。私の学校はカリキュラム上化学の進度が早く、物理の進度は遅めであり、問題の絶対演習量が不足すると思って問題集を追加しました。「全レベル問題集4・物理(旺文社)」です。ぼくは苦手だった力学の基礎固めより標準~難の問題の演習を優先してしまったのがこのあと響いていきます。 この時期は文化祭のために夜な夜な有志男声合唱団ますらをの練習に参加していたので、昼は勉強、夜は合唱という多忙な日々を送っていました。当月の総勉強時間は190時間でした。

・高3の9月~11月

 学園祭期間(と、懇談会という名の反省会)はほとんど勉強していません。先陣切っていろんなところの仕事をしていましたからね。一息ついて四六時中?勉強するいわゆる受験勉強モードに突入していきます。この期間の目標は10月実施の東工大の冠模試でよい判定を取ることでした。9、10月頃から英語と数学の先生に添削指導を頂いて過去問演習をし、記述力を強化しました。私の通う八王子東高校の強みは手厚い添削指導にあると思っておりますので、ありがたく享受させていただきました。しかし当の冠模試は芳しくなく、駿台、河合ともに最低判定でした。河合塾第3回全統記述模試の偏差値は英63.3数51.9国53.2物61.4化69.4と東工大志望としては低めでしょう。10,11月の平均勉強時間は240時間でした。


・高3の12月~1月

 11月までの模試からして、数物が弱いということは明らかですが、その弱点を標準~難問題を演習することでカバーしようとしていました。このことがさらに影響を及ぼしていきます。冬休みということで冬期講習を取りました。河合塾で、東工大の実践演習系の授業のみとり、講習に関係ない時間は先ほど述べたように標準~難問題の演習や過去問の演習・添削をしました。センターの演習が気になるところでありますが、英語は160~170前後、国語は100前後、現社(地理ではありませんでした)は90前後を取れていて、基準点600点を超えると思っていたので二次の勉強を重視していました。実際、センター試験本番は総合で79.5%の得点率で基準点の600点/950点を突破しました。

 

・高3の2月~3月

 いよいよ受験です。当初の予定では受験校は全て一般入試で、(私)理科大/工/情報工・(前)東工大/5類・(後)横国大/理工/情報工の3校のみを考えていましたが、親の提案で(私)早稲田大/基幹理工/学系Ⅱを追加しました。各校きちんと過去問を解いて対策をしました。どうしても余白時間が生まれてしまうので、学校にあった冠模試の過去問の演習や医学部や旧帝大理系の入試問題で演習をしていました。結果から言うと、私大は全て受かり、国立は全て落ちました。

 

・まとめ

 勉強に限らず、受験を意識したのが他人よりも早かった点や、高校のカリキュラムに応じて柔軟に問題集で対応していた点は良かったと思いますが、致命的なのが数学物理の基礎固め不足です。標準~難問題を数多く演習していれば自然に基礎も固まってくるであろうと思っておりましたが、実際は問題をこなして正解に一喜一憂するだけの作業になってしまっていました。手厚い添削指導のお陰で、英数の弱点を見出すことができましたが、それを補うことよりも問題演習をこなしていました。基礎は勝手には身につかないので、弱点が分かったらすぐに基礎を固めることが大事です。

 

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